renovateを使ってみたメモ: stabilityDaysについて

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renovate 依存関係 自動化
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はじめに

以前、GitHub Nativeなdependabotにはオートマージ機能がないことを知り悲しかったのでrenovateを使い始めてみました。
しかし、使い始めてみると良くも悪くもかなり細かく設定できるなあという印象です。あと、実際どういう挙動になるのかドキュメントに書いてある内容からはわかりにくい箇所もあったりして、いろいろ設定を変えながら挙動を把握している最中です。自分の英語力、読解力の問題な気もしなくはないのですが。

stabilityDays

たぶんdependabotにないrenovateの良いオプションに stabilityDays というものがあります(dependabotにもあったらすいません)

公式ドキュメント: https://docs.renovatebot.com/configuration-options/#stabilitydays

この機能、僕はてっきり「あるパッケージの新しいバージョンが出たときにstabilityDaysで指定した一定の日数が経過したらPRを出してくれるもの」だと思っていたら、違いました。実際には

  • あるパッケージに更新があったらstabilityDaysに設定した日数に関係なくrenovateはPRをオープンする
  • stabilityDaysに設定した日数が経過したらpassな状態になる

という挙動のようです。
Ageがおそらく更新からの経過日数。

PRをオープン

で、導入したリポジトリではminorバージョンアップについてはstabilityDaysを3日にしているので、PRのステータスが下記のようにチェックをパスしていない状態(pending)になります。

PRのステータス

これはまだ確認できていないのですが、stabilityDays で設定した日数が経過した後にパスした状態になりマージしてもOKとなるのでしょう。

おわりに

なんてことない情報ですが、思っていたのと違ったので共有でした。